道成寺は、向島墨堤組合に加入する芸妓置屋ささの家を運営しております。
置屋とは、芸者を育て抱えるところで、芸能界で言えば芸能プロダクションにあたります。
置屋・ささの家では、食事やタクシーの手配はもとより、お座敷に欠かせない芸妓の手配を行っています。
置屋として、芸者を料亭などに派遣しています。また、お座敷を務めるためには、行儀作法はもちろん細かな気遣いも必要とされます。花柳界と聞くと水商売のイメージを持たれる方も多いですが、人と人との正しいお付き合いを学ぶ場でもあります。
今実際に在籍している18歳の半玉の子は、当たり前に着物を着付けることが出来ます。今時、日本の民族衣装でもある着物を、ひとりで着られる同年代の子がどれほどいるでしょうか。
実際にはどのようなお稽古を行っているかというと、まずは当たり前の行儀作法からはじめ、日本舞踊・長唄・太鼓(たいこ)・鼓(つづみ)・笛・清元(きよもと)・常磐津(ときわず)・三味線などといった失われつつある伝統芸能を行なって参ります。

芸者を料亭などに派遣をご希望の方は、お気軽に直接お電話でご予約ください。
その際、芸妓を呼びたい旨お伝えください。「〇〇を呼びたい」「半玉さんがいい」「芸妓さんを招きたい」「踊りがみたい」「予算はこれくらいで」等のご希望があれば、各料亭でご希望にそった芸妓を手配していただけます。



花柳界用語集
花柳界(芸者の世界)の用語の一部です。